空手形

再インタビュー

大野 ひかる Hikaru Ono

 

プロフィール

成績
  • 2008年 大分国体/優勝
  • 2009年 世界ジュニア選手権/優勝
  • 2016年 世界空手道選手権・女子団体形/優勝
  • 2019年 KARATE1 シリーズA・イスタンブール/3位
    KARATE1 プレミアリーグ・上海/3位
    KARATE1 シリーズA・モントリオール/優勝
  • 2020年 天皇盃・皇后盃 第48回全日本空手道選手会大会 女子形競技個人戦/優勝
  • 2021年 KARATE1プレミアリーグ・リスボン大会/優勝
    世界空手道選手権/準優勝
    第49回全日本空手道選手権大会 女子形競技個人戦/優勝
    アジア空手道選手権/優勝
  • 2022年 KARATE1プレミアリーグ・フジャイラ2022/準優勝
    KARATE1プレミアリーグ・ラバト大会/優勝
    KARATE1プレミアリーグ・バク大会/優勝
    ワールドゲームズ/準優勝
    いちご一会とちぎ国体 空手道競技 成年女子形/優勝
    KARATE1プレミアリーグ年間王者
    第50回全日本空手道選手権大会 優勝(3連覇)
    アジア空手道選手権大会 優勝(2連覇)
  • 2023年 KARATE1プレミアリーグ・カイロ大会/3位
    KARATE1プレミアリーグ・ラバト大会/3位
    KARATE1プレミアリーグ・福岡大会/優勝
    KARATE1プレミアリーグ・ダブリン大会/優勝
    KARATE1プレミアリーグ年間王者(2年連続)
    燃ゆるかごしま特別国体 空手競技 成年女子形 優勝(4連覇)
    世界空手道選手権大会 優勝
    第51回全日本空手道選手権大会 優勝(4連覇)

2022.12.13

ワールドチャンピオンを目指す戦いは続く

大野ひかるは2022年5月、モロッコで開催された空手の国際大会「KARATE1プレミアリーグ・ラバト」で優勝し、世界空手連盟が集計する世界ランキングで自身初の1位となった。出場を逃した東京五輪後は失意の底で苦しんだ時期もあったが、矢印を自分に向けることで、自らの「空手道」を見つめ直すことができたという。原点回帰が世界のトップに駆け上がる起因となった。

 
―目標としていた東京五輪の出場がかなわず、気持ちを切り替えるのは大変な作業だったのでは?
リオデジャネイロ五輪から4年とプラス1年、五輪出場選手が決まるまで五輪選考大会(プレミアリーグ)に出場し、各地を飛び回り、その中で紆余曲折ありました。最終的には自分らしい空手道に到達したというか、空手との向き合い方を見つけることができました。東京五輪出場の目標はかないませんでしたが、大事な5年間だったと思います。
―燃え尽きることはなかったのですか?
正直ありました。空手をやめることも考えました。代表落選が決まってからも、東京五輪が開幕する1カ月前までは補欠選手としてエントリーされていたので、もしもの時に備えていつでも出場できるようなコンディションとメンタルを整える必要があり、その期間が一番苦しかったです。ただ、その期間を無意味に過ごすより、自分の弱点や細かいところに目を向けようと、師範と一緒に取り組みました。今まで勝負にとらわれ過ぎ、自分の弱点に目を向けることができなかったので、自分自身の課題と向き合うことで自然と立ち直り、自分の形を進化させていくことができました。その結果が、東京五輪直前の全日本選手権、また東京五輪後にあった世界空手道選手権の日本代表選考会で、いずれも五輪代表選手を破って優勝できたことにつながりました。
―大野選手がたどり着いた自分の形とは?
師範が基本に忠実なので、空手の本筋は変わりません。これまでは、追い求める形が競技として評価されるか分からないところがあって、迷いがありましたが、「自分が納得しない形で勝っても意味がない」と思えるようになりました。空手が武道からスポーツになりつつある今だからこそ、原点に戻る必要があると思います。空手は本来「護身」です。高く跳ぶとか、派手なパフォーマンスの方が得点は高くなる傾向がありますが、私は空手の本筋を崩さずに、世界一のスピードとパワーを出して成績を残し、見本になる空手家でありたいとの思いが強いです。
―次の五輪では空手競技は除外されることが決定しています。今後の目標を聞かせてください。
アジア選手権の選考会で勝利して、アジア大会2連覇、国内大会では全日本選手権と国体で3連覇が懸かっているので、優勝を目指したいです。目の前の試合に集中して今年を乗り切りたいです。
※インタビュー後の2022年10月 とちぎ国体で優勝
 
―世界で戦う選手が国体に執着する理由は?
私の中で国体は別物。地元・大分に恩返しができる唯一の大会です。私がこれまで成績を残してきたきっかけとなったのも、2008年の大分国体でした。大分の名を背負って出る大会は国体だけなので、私にとっては日の丸を背負うのと同じ感覚ですし、初心に帰れる大会なので大切にしています。高校1年のときは最年少で出場しましたが、今ではチーム最年長として出場するのですから、感慨深いものがあります。
―衰えを感じることは?
衰えを感じたくないのでしっかりハードな練習をしています。国際大会では1日6回の試技をするので、連続でできるように、強度の高い練習やトレーニングを積極的に取り入れています。
―空手は経験が大きな武器になりますか?
五輪を周期にルールが大きく改正されることがあるのですが、戦い方や組み立て、形の選択など、自分で対応できるようになりました。世界選手権に出場したのは、大きな財産になりました。
―引き際を考えたりしますか?
いろいろな考え方があると思いますが、私は絶頂期にやめたい。勝てない期間が長かったので、自分の成長などに関わらず、最後は自分で決めたいです。
―第一線を退いても、国体に出場するという考えは?
多くの方に「国体だけは」と言われますが、それは自分が許せません。しっかり練習をして、最高のパフォーマンスを更新することを目標にしているので、余力で試合に出るのは考えられません。ただ、空手との関わりを断つことはありません。指導者の道を考えたいと思います。
 

「シンケン聞きたい!10クエスチョン」

好きな食べ物は?
あんこ。洋菓子より和菓子が好き
嫌いな食べ物は?
ニンジンだけは苦手。食べ物には気をつけていて、母がアスリートフードマイスターの資格を持っているので、栄養管理を一任している
冷蔵庫に必要なものは?
栄養ドリンク
趣味は?
寝ること。寝具はアスリート用。睡眠と食事は基本。海外から帰った次の日は、その日の夜から翌日夕方まで寝る。時差ボケを解消できる
ストレス解消法は?
温泉
最近、うれしかったことは?
体重が落ちて、筋力が増えたこと
オフの過ごし方は?
ショッピング
好きな言葉は?
日日是好日
10年後の自分を想像すると?
40歳、痩せていたい。とりあえずアスリート体型でなければいい
今一番欲しいものは?
高級スキンケア
 

大分合同新聞 取材記事

 
2023年1月13日 大分合同新聞
 
2022年10月4日 大分合同新聞
 
2022年9月6日 大分合同新聞
 
2022年5月18日 大分合同新聞
 
2022年5月17日 大分合同新聞
 
2022年4月26日 大分合同新聞
 
2021年10月5日 大分合同新聞
 
2021年1月31日 大分合同新聞
 
2020年12月17日 大分合同新聞
 
 
2019年9月30日 大分合同新聞